業務効率化や生産性の向上が叫ばれる昨今では、事務作業においてもスムーズな進行が求められています。モノづくりの際に人に代わり産業用ロボットが活躍するのと同じように、事務作業の一部を自動化できる、RPAの活用について紹介します。

事務作業の効率化に寄与するRPAとは

UiPath 業務効率化

RPAとは「Robotic Process Automation」の略で、企業の事務作業を自動化できるソフトウェアツールのことを指します。UiPath Studio Xをはじめとした様々なものが開発されており、導入する企業や自治体が増えています。 企業活動において重要な事務作業の中には、毎日行わなければいけないものの定型的な業務も多いでしょう。例えば、手書きの伝票をパソコンに入力してデジタル化させる作業や、ウェブ上等に記載されている金額をコピーして別のソフトにペーストするといった作業です。こうした、単純ではあるものの毎日一定の時間が取られる作業が、自動化することでスピーディーかつ正確にこなせられるようになります。 RPAの導入を検討するのであれば、メリットはもちろん、デメリットについても確認しておきましょう。

【メリット】

  • 正確に事務を実行することができる
  • 作業スピードがとても速いうえに、1日も休むことなくずっと働き続けられる

一旦命令を与えておくとその通りに実行し続けるので、都度指示を与える必要はなく、大幅な時間短縮につながります。命令通りに動くのでミスもなく、作業の正確さが向上するのもポイントです。

【デメリット】

  • アクシデントやイレギュラー作業が不得意
  • 命令以外のことは、実行したり判断したりできない

AIとは異なり、判断する作業は不得意です。単純作業のものは数多く処理していけますが、何かのアクシデントが生じると作業が止まってしまいます。

上記のように、RPAは定型作業は人間よりも正確に・早くこなせる分、イレギュラーには苦手で、命令以外の部分には対応しきれないという側面があります。

UiPath Studio Xとは

RPAを使ってみたい、という場合にもたくさんの選択肢があります。今回はUiPath社の開発ツールについて、紹介したいと思います。

【会社紹介】

2005年にルーマニアで創業したUiPath社は、常に新しい開発に挑戦し続ける会社です。 2012年からRPA市場に積極的に参入し、その翌年にはデスクトップオートメーション製品の開発、販売を行っています。2017年2月に日本の法人会社が設立され、今では日本国内のRPA市場でシェア1位です。金融機関や自治体、民間企業など、幅広い事務仕事の効率化に貢献し続けています。

【開発ツールについて】

開発を担当するエンジニアから、特にプログラミングに詳しくない初心者まで、あらゆる人が使いやすいと感じるソフトを日々研究しています。開発ツールには、UiPath StudioやUiPath Studio Xがあります。 UiPath Studioは、大規模かつ複雑な処理の自動化に適しています。ある程度のプログラミングの知識がある場合は、とても使いやすいでしょう。UiPath Studio Xは、UiPath Studioよりも作業命令を容易に与えられるようにしたものです。簡単な作業を自動化するのに向いています。

こんなに簡単!UiPath Studio Xの特徴

RPA事務作業効率アップ

UiPath Studio Xの特徴は、なんといってもマクロなどの知識がなくても気軽に使えることです。初心者は変数や関数で苦労しがちです。実行したいプログラムで何度もエラーが出て、原因の特定が難しいこともあります。しかしStudio Xでは変数を直接入力することなく、自動化が可能です。 スタート画面はシンプルで分かりやすく、操作も簡単なので直感的に操作できます。普段のパソコン操作をワークフローにしていけばいいので、ExcelやWordといった、オフィスで日常的に使っているソフトだけで問題なく使用できます。

【何をしたいかを考える】

Studio Xの基本画面にあるアクティビティパネルでは、カードとアクションの2つを選択するようになっています。カードでは、ExcelやWordをはじめとした4種類のアプリの中からどのアプリケーションを使うかを選択します。例えば、Excel内の情報をウェブ上の指定箇所に貼り付けたいときには、「Excelファイルを使用」というカードを選びます。 次に考えることは、Studio Xにどんなアクションをさせたいかです。Excelの情報を確認する、情報があればウェブ上の指定箇所に情報を貼り付けるといったように、自動化したい動作に沿って一つひとつ組み立てていくと、一連のワークフローが完成します。

まとめ

UiPath Studio Xは、Studioというツールと比較して、より使いやすくなったツールです。変数など、難しい知識がなくとも問題ないため、使う人を選びません。エラー表示などもわかりやすいので、RPAの導入を検討している企業や、開発経験がある社員がいないような企業にもおすすめです。

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