Orchestrator導入の目安

現在の少子高齢化社会では労働力の減少が課題となっており、RPAの技術が注目されています。RPAとはロボットによる業務自動化技術のことで、単純作業や定型業務などをロボットに代行させ、貴重な人間の労働力を創造的な業務に充てることを可能にします。
RPAの導入によって多くの作業の自動化に成功すれば、現場の生産性が上がる一方、RPAの管理は煩雑になっていきます。そのような状態を回避するためには、ロボットの運用管理ツールが不可欠です。
UiPath社のOrchestratorは、自動化したあらゆる業務を統合管理するツールです。膨大かつ複雑なRPA管理を簡単・安全に行います。

UiPath社のOrchestratorは、自動化したあらゆる業務を統合管理するツールです。膨大かつ複雑なRPA管理を簡単・安全に行います。Orchestrator導入のメリットと、導入するタイミングの目安を解説します。

Orchestrator導入の目安①:自動化したい作業が多い

自動化したい作業が多い

RPAは、データ出力や転記作業、情報収集、レポート作成、定型メールの作成・返信などをロボットにさせることで、単純作業や繰り返しの業務を効率化できます。人の手で操作しなくても、サーバー内の仮想マシンで独立稼働させられるUnattended Robotsであれば、それらの作業は全て自動で行うことが可能です。UiPathのRPAは1,000台ものロボットを稼働させることができますが、それらロボットの確実な動作と管理に必要となるのがOrchestratorなのです。

Orchestratorは、ロボットの全行動、人がロボットに指示・実行したことすべてをログで残すほか、スケジュール実行、新規ワークフロー展開など、セキュリティと内部統制を万全にしながら、RPAを推進するのです。

ロボットに任せられる定型業務が多ければ多いほど、人は本来のクリエイティブな業務に専念できます。しかし自動化する作業が増えると、RPA担当者が状況を把握しきれなかったり、内部統制をとれなかったり、課題が増えることも事実です。
初期段階にOrchestratorでRPA基盤を整えてあるかどうかで、ワークフローの作成方法は変わってきます。将来的なワークフロー改修の工数削減のためにも、なるべく早くからOrchestratorを導入して、安全かつスムーズにRPAの利用範囲を広げていきましょう。

Orchestrator導入の目安②:できるだけ簡単な操作でロボットを管理したい

Orchestratorを導入することで、ロボット管理を直感的に行うことができます。Orchestratorのダッシュボードは、ロボットの稼働・実行状況をグラフで視覚的に把握することが可能です。管理機能もダッシュボードに集約されており、初心者から上級者まで、さまざまなレベルの担当者が扱いやすい画面になっています。
RPAの展開が進みロボットの数が増えると、人の手による管理は非生産的です。作業自動化のためにひとつひとつのロボットに命令する、正常に動作しているか常に監視する、状況に応じてシナリオを更新するといった膨大な工数が発生するようでは、RPAの意味がありません。

何らかの原因でロボットの動作に不備が発生していたり、担当者の増員や交代などにより放置されたロボットが存在したりする問題を見過ごし、対処が遅れる可能性も高くなります。業務上の致命的なトラブル、個人情報やパスワードの流出といった重大な問題にも発展しかねません。

Orchestratorを導入することで、ロボット稼働状況のモニタリングから、実行のスケジューリング、シナリオ配布、ライセンス・権限などを一元管理できます。RPAによる生産性向上や効率化などの恩恵を享受し、安全も確保できるのです。

Orchestrator導入の目安③:日本語対応のRPA管理ツールを選びたい

日本語対応のRPA管理ツール

RPA管理で扱う項目は多岐にわたるため、使い慣れた言語で利用できるかどうかも、ツール導入における重要な判断基準となります。
Orchestratorのインターフェイスは英語と日本語が選択可能で、必要に応じてダッシュボードから切り替えが可能です。ユーザーガイド、UiPath製品のユーザーと開発者向けeラーニングのUiPathアカデミーは日本語で提供されており、カスタマーサポートも日本語で受けることができます。

RPAは、長期的に取り組むべき施策です。ロボットやITについての知識はもちろん、ツールの操作や運用についても精通した人材を育成する必要があります。不具合対応や機能拡張などを社内で完結させ、より自社に合ったRPA運用の在り方を探っていくためには、担当者や担当部署の教育が大切です。

Orchestratorは製品だけでなく関連サービスにおいても日本語が利用可能なため、自主学習やトレーニング受講の際や、不明点を問い合わせるときにも心強いでしょう。

最後に

RPAの活用を進めるにあたり、自動化した業務を一括管理するツールは効率面、セキュリティやコンプライアンス面から不可欠です。RPAの活用範囲を広げていくうえでも、できるだけ早めの段階で導入を検討することが重要となります。
特に、多くの作業の自動化が見込まれる場合、操作のわかりやすさ、日本語対応を求める場合には、Orchestrator導入は一考の価値があるでしょう。

【無料プレゼント】RPAを検討中の方はぜひ入手してください

【無料】UiPathについての資料請求・見積請求・お問い合わせ

製品比較の際にUiPathの詳細資料も一緒にいかがでしょうか