こんにちは。可視化コンサルタントの鈴木 裕です。RPA導入ブームも1周目が終わり、2周目が始まってきたのかな、と最近感じるところがあります。
私たちが携わってきた事も増えてきましたので、ここで少しご紹介したいと思います。皆様の今後の参考になれば幸いです。

今回のポイント

  • 個別最適の悲劇
  • 貴社のRPAガバナンスは大丈夫?
  • 理想実現のための3つの方法

個別最適の悲劇

RPA導入 個別最適の悲劇

RPAは手軽に作成できて一定の効果があることと、現場担当者が作成できる敷居の低さが特徴です。とあるお客様では現場主導でRPAを導入し、短期間で成果をあげられたことから横展開して範囲を広げていきました。少し時間がたち、突如情報システム部門からRPAの切り替え依頼がやってきます。1ヶ月のRPAライセンス費が1000万円に達する見込みということで、サーバー管理型のRPAに切り替えるとのことでした。それまで使用していたRPAはクライアント型で比較的安価であったもののサーバー管理機能がなく、社内展開が進むうちに費用が積みあがっていたようです。結局新しいRPAで再度作り直すことになってしまいました。

別のお客様では、RPA作成部隊を組織し、集中管理的に実装を行っていましたが、現場からの依頼に対してRPAを作成するという手法を採用したため、現場の判断で断片的に依頼される状況を捌ききれず完全に受け身になってしまいました。結果、全体が見えない中で個別に対応を進める事態に陥ってしまい、作成したRPAが本当に意味があるのか不明なままRPAを量産することになってしまったようです。依頼ベースの個別対応はRPA作成部隊自体の属人化を招くことになってしまい、結果としてRPA作成自体がブラックボックスとなるという事態になってしまったようでした。

RPAは作業担当者の作業を自動化するもののため、どうしても近視眼的なものになりがちです。これらの事例は全体を俯瞰する視点があれば防げたのではないか、と考えています。

貴社のRPAガバナンスは大丈夫?

貴社のRPAガバナンスは大丈夫?

弊社ではRPAを管理する立場の方からのご相談も多くいただいています。いわゆる闇ロボットについては悩みの種のようで、中には管理することを半ばあきらめていらっしゃるお客様もいらっしゃいました。弊社は内部統制関連の製品をリリースしているため、情報システム部門だけでなく内部統制部門からのご相談もあるのですが、内部統制的にRPAがとても重要な懸念点となっているようです。

内部統制はリスク発生を未然に防ぐ、または発生した影響を最小限に抑えるために管理を行うものですが、現場主導でRPAを作成する方法だとRPAの目的、内容、数が把握できなくなり統制が難しくなってしまうと頭を抱えられていらっしゃるお客様が多くいらっしゃいます。加えて、RPAは大量の事務作業を自動的に行うものであるため、仮に不正な操作が含まれていた場合は大量のリスクを発生させてしまう可能性も含んでおり、リスク管理的な視点からは管理下に無いRPAの存在は非常に危険であると言わざるを得ません。

RPAが業務のどこで、何のために動作しているのか把握し、実行結果をモニタリングする機能は必須であると私たちは考えています。

理想実現のための3つの方法

理想実現のための3つの方法

RPAを導入する目的は、RPAに作業を担わせることで人間はより付加価値の高い仕事ができるようにすることです。弊社から、本来の理想を実現するための3つの方法をお伝えしたいと思います。

  1. BPRの実施

近視眼的にRPAを導入しようとするのではなく、まず業務を可視化し、本来の目的を達成する業務プロセスを確認し、必要なRPAを作成することが、遠回りに見えて一番の近道です。業務を可視化することで現場担当、RPA開発者、管理者の間で合意を取りやすくなるという利点もあります。リスク管理の側面でも、可視化した資料を基に様々な視点で検討を行えることが非常に有効です。

  1. 全社プロセスの管理

作成したRPAの情報は、集中管理機能を使用して一元管理することが必要です。集中管理機能を使用することでRPAの自動実行も可能となるため、人手を介さない(=人為ミスが低減された)業務の自動化が実現できます。昨今のコロナ禍においては業務プロセスが分断されるケースも散見されるため、RPAのみならず業務プロセス自体を自動実行する仕組みがより重要となってくると考えられます。

  1. CoE組織の設立

業務プロセスやRPAを集中管理するCoE(Center of Excellence)組織の設立がもっとも重要なカギとなります。業務プロセスを管理することで、RPA管理のみならず環境変化に対しても強靭な組織を構築することができます。事実、RPAのみならず業務改善に成功しているお客様ではCoE組織ともいうべき組織が中心となって業務プロセスの管理を行っています。

弊社の考えるエンタープライズRPAは、ただRPAを全社展開するのではなく、企業を構成する業務プロセスを把握したうえで適切なRPAの実装と管理を行うことによってお客様の理想を実現することを意味しています。成功のカギとなる3つの方法を実現するiGrafx、UiPath Orchestrator、そして弊社のDXコンサルサービスをご検討いただけますと幸いです。

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