【DX/プロセス改善】業務コンサルタントへ依頼する7つのメリット

 社内の業務改善をおこなう際、自社で取り組むべきか、あるいは外部の専門家であるコンサルタントに任せるべきか、悩ましいところではないでしょうか?
もちろん、双方にメリット・デメリットがあるのは事実ですが、コンサルタントという社外の人に依頼をすることによって得られる価値もたくさんあります。
 今回は、弊社のプロのコンサルタントにこれまでの経験をヒアリングし、業務コンサルタントに依頼するメリットを解説いたします。

【メリット1】コンサルタントの知識や経験を取り入れることができる

 言うまでもなく、コンサルタントは常に何かしらのプロジェクトを支援・推進しており、あらゆる業種や大小様々の規模のプロジェクトをこなしています。 よって、あらゆるお客様の課題解決に寄与してきた中で得た、多くのナレッジがあります。外部コンサルタントに依頼することで、これら多数のノウハウや経験を自社のプロジェクトに活用することができます。もし、自社のプロジェクトでリーダーが重要な決断に迷ってしまったときも「他社の場合はどうしているのか?」を参考に、判断の根拠をアドバイスしてもらえることが大きなメリットの1つになります。

【メリット2】自社だけでは気づけなかったことを発見し改善提案を受けられる

 業務の問題点を抱えていても、自社ではそれが当たり前になっていて気づけていないことが意外と多いです。そこで、外部の専門家であるコンサルタントに依頼することにより、「社内の常識」や「業界の常識」に囚われず、自社の状況を客観的に把握できることが可能です。また、第三者による新たな視点・専門家の目線での新しい気づきや発見が得られます。コンサルタントに依頼することで、業務上の問題の発見だけでなく、それらの改善についての提案が受けられることが大きなメリットといえます。

【メリット3】効果の出やすい全体最適が可能になる

 自社でDX/業務プロセス改善を内製で推進しようとすると、改善の対象範囲が自部門に閉じてしまい、結果として部分最適になりがちです。部分最適だと、改善の効果を十分に出すことができません。

 では、なぜ自社で取り組むと部分最適になってしまうのか?それは各部それぞれでテリトリーがあったり、そもそも他部門の業務内容まで把握できていないが故、部門の壁を超えた改善提案や意見交換が難しい。部門間で意見の対立が出てしまう可能性が高いからです。

 業務プロセスは前後関係があり、それは自部門で完結するものではなく、会社全体としてみていかなければなりません。DX/業務プロセス改善のインパクトを出すためには、全体最適が必須です。よって、外部の方が取りまとめる方が、円滑に推進できます。

【メリット4】現場由来のプロジェクトの進捗遅延を抑制し、確実に目標期間内で終わらせる

 プロジェクトは特に現場の人間になるほど、通常の業務と「兼務」になるケースが多いです。元々、通常業務に余裕があるという方は少なく、どちらかというと、日々の業務に忙殺されてしまっている方も多いでしょう。こんな状況下で「DX/業務プロセス改善」の業務を「兼務」するのは、プロジェクトメンバーが想像しているよりも厳しい状況です。提出期日直前まで全く手を付けない人や、「とりあえずやりました」と言うレベルの品質での提出など、期待しているアウトプットとは程遠いことも散見されます。

 外部コンサルタントを利用した場合は、プロジェクトの進行管理や、個々のアウトプットについての品質チェックもしっかり実施し、問題があれば早期にアラートを上げたり直接指示をしてくれるので、遅延を抑制して円滑にプロジェクトを進めることができます。また、「コンサル料」としてお金が発生しているため、企業側もコンサルタント側も、目標期間内でプロジェクトを終わらせようと互いに協力します。

【メリット5】自分たちの計画や進め方に誤りがないか、プロの視点で確認できる

 外部コンサルタントに依頼をせず、すべて自分たちで内製化して進めていくのは、地図を持たない登山のようなものです。プロジェクトのゴールまでの道のりについて、どのようにアプローチすべきか、現在どこにいて、どのような課題があるのか、最終的には効果が出せるか否かまで、すべてはプロジェクトリーダーの判断にかかっています。

 経験豊富な外部コンサルタントに任せることによって、プロジェクトのゴールまでの道のりを任せることができたり、最短ルート、安全なルートなど示してもらったり、先導しないまでもプロジェクトリーダーに現在位置や向かうべき方角をアドバイスしたり、失敗しないためのサポートを受けることができます。

【メリット6】反対勢力も外部の専門家の意見なら従いやすい

 過去に業務改善の失敗例などがあると、内部の人間には『今まで何度も言ってきたのに・・・』などと伝えることを諦めてしまうこともありますが、外部の方には、『丁寧に説明をすれば、理解してもらえる』という気になったりするのが、人間の性というものです。

  また、反対勢力のメンバーから、「●●の場合はどうするのか」「●●ができていないが大丈夫か」などの厳しい指摘が入ることもしばしばあります。このように、反対勢力から様々な意見や反論が出てきたとしても、「他社でもこうやって進めています。今は貴社も同じ状況だが、このやり方で成功しています。」と、他社のケーススタディを背景とした切り返す武器(根拠)が多数あるので安心です。

 また、プロジェクトとして予算を取っており、上層部からの承認も受けたうえで、コンサルタントへの投資を行っているので、企業の取り組みであることから納得性も高く、反対勢力の抑制にも効果があります。

【メリット7】現状の情報を可視化して整理したレポートが得られる

 コンサルタントに依頼すると、これまでに収集した情報を集約して整理した成果物を受領することができます。 

 成果物は情報をまとめた成果物が納品物件として提供されます。例えば、『SPSコンサルが提供する業務改善支援サービスの現状把握では『様々なレイヤー(粒度)の業務フロー図』とそれらに伴う問題点や課題内容、定量情報などを記載した文書がアウトプットとなります。

 業務改善やDX、ITを活用した業務改革などが目的であれば、現状プロセスと比較することのできるTo-Beフロー図と、システム化要求などを盛り込んだ要件定義書なども受け取ることができます。

【DX/業務プロセス改善】コンサルタントへ
依頼する7
つのメリットのまとめ

 いかがでしたでしょうか?DXへの取り組みや業務プロセス改善を目的とたプロジェクトが走る際に、外部のコンサルタントへ依頼するか否か迷ってしまうこともあると思います。

このページで述べたようなメリットについて、自社のリソースで充分に賄えそうであれば内製で進めても良いかもしれませんが、1つでも気になるものがあれば、一度専門家に相談してみることをオススメ致します。

相談する前に、もっと情報を集めたいという方は、各社が無料で公開している情報を収集して、方向性だけでも確認されると良いと思います。当サイト「DXナビ」でも、「ホワイトペーパー」「セミナー」「90秒解説動画」など、多数の情報を無料で公開していますので、こちらもぜひご活用ください。