RPA導入を加速

RPAで業務を自動化することで、仕事の効率を大幅に上げることが可能です。しかし、多くの業務の中からどれをどのように自動化させるべきなのかを決めかねたり、費用対効果を測りかねたりといった理由から、導入に踏み切れない企業も少なくありません。

そこで、RPA導入に際しての課題を解決するツールとして登場したのが、UiPath社のAutomation Hubです。その主な機能とメリットを紹介します。

UiPath Automation Hubとは?

情報収集やアイデア出し

Automation Hubは、UiPath社によるRPA推進のためのツールです。
RPAを導入するためには、まず「自動化する業務」を洗い出す必要があります。その後、発見された業務を自動化するための開発を行い、自動化の管理と実行、効果測定へと進むのが一般的なRPA導入の流れです。Automation Hubには、RPA導入の最初のフェーズである「発見」を助けるための機能が搭載されています。

何をどのように自動化するかを検討することは、その後のすべてを決める重要な一手です。業務の頻度や内容、これまでにかかっていたコストと自動化後のコストの比較など、さまざまな観点から対象を検討しなくてはなりません。Automation Hubを活用することで、このフェーズをスピーディで効率よく実施できるようになります。

「発見」は、RPA導入における「情報収集」や「アイデア出し」とも呼べるフローです。必要な情報やアイデアを集めることはRPA導入に限らず、多くの業務で発生するものですが、やみくもに集めるだけではまとまりがなくなったり、どれを選択すべきなのかの議論が堂々巡りになってしまうこともあります。Automation Hubは、このような情報を一元管理した上で効果を測定し、客観的な評価をするために役立ちます。

UiPath Automation Hubの機能

自動化案件の登録・共有・管理

社員が自由に自動化する業務の情報を登録できます。あらかじめ質問が設定されているため、誰でも簡単に登録が可能です。質問に沿って業務内容や使用するデータ形式などを入力していくだけで、その業務が自動化に適しているかどうかがスコア形式で表示されます。そのデータを基に自動化に適しているものからRPA推進を進行すれば、より効率的な導入が図れるでしょう。

プロジェクトのコストパフォーマンスを予測

登録された業務を自動化した際のROI(費用対効果)を予測する機能もついているため、管理者は自動化のメリットがどの程度あるのかを業務ごとに簡単に比較できます。多くの業務の中からどれを優先的に開発していくべきなのかをコスト面からも検討することが容易になるでしょう。情報はパフォーマンスダッシュボードで可視化されるため、社内における認識の共有にも役立ちます。

業務マニュアル作成・管理の簡易化

手順書や、ロボットの設計資料などのドキュメントを一元管理する機能も搭載されています。また関連製品であるTask Captureを使用することで、自動化業務のマニュアル作成も簡単に行えます。

このようにUiPath Automation Hubには、これからRPAを導入しようとしている企業や、RPAの範囲を拡大してより効率化を目指したいと考えている企業が最初に越えなければならない「何を、どのように管理するのか」「RPAをどう構築していくべきなのか」という課題の解決に役立つ機能が揃っています。

UiPath Automation Hubを導入するメリット

社員同士が協働

導入の影響・進捗状況を簡単に管理できる

RPAは正しく実行すれば非常に効果の高いものですが、導入前にはまず、何をどのように自動化すべきか、また、それにかかるコストと得られる効果はどのくらいか、といったことを知る必要があります。

Automation Hubによる費用対効果のシミュレーション機能を活用することで、この課題を容易にクリアできます。またステータスの管理や開発コスト・削減コストの表示も可能なので、導入の進捗を追ったり、効果を確認したりといった管理も容易です。

ROIの向上

複数の業務についてそれぞれのROIをシミュレーションすることができるため、開発優先度を決定する際の助けになります。効果がもっとも高い業務を把握し、優先的に開発を行っていくことで、少ない労力で多くのリターンを得ることできるでしょう。

質の高いアイデアが集まる

自動化のアイデアを簡単に社内で共有できるほか、アイデアの提出やほかの社員のアイデアに対する「いいね」によってポイントが加算されるという、ユニークな機能もあります。

全社員が気軽にアイデアを出し合えるようになるため、多くの社員から知見を集めることが可能です。また自分のアイデアが評価され、RPA開発につながることがあれば、大きな達成感ややりがいを感じられます。複数の社員同士が協働することで新たな知見が得られたり、より良いアイデアが生まれたりする効果も期待できるでしょう。

最後に

UiPath Automation Hubは、より効率よく、スムーズなRPA導入を実現するためのツールです。RPAによる自動化がうまくいかない理由のひとつに、どの業務のどの部分を自動化すべきかという設計がうまくいっていないということが挙げられます。RPAをうまく活用できていないと感じている方や、これから導入したいがどこから始めればよいかわからないという方は、活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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