セキュリティ・レーティング・サービスの多様な機能

サイバーセキュリティの脅威がさらに増す中、企業のセキュリティ対策としてセキュリティ・レーティング・サービスが注目を浴びています。
今回は、その機能について詳しく解説いたします。
セキュリティレーティング・サービスの機能
セキュリティ・レーティング・サービスの基本的な機能は、次のとおりです。
- 脆弱性評価
- セキュリティポリシー評価
- セキュリティコントロール評価
- セキュリティ診断結果の集約
- リスク評価
- 優先順位付け
- トレンド分析
- セキュリティ対策や改善策の提案
- ダッシュボードとレポート
- アラート通知
次にそれぞれの機能について、解説します。
【脆弱性評価】
システムやアプリケーションの脆弱性を評価し、特定の脆弱性の存在や影響度を定量的に示します。
【セキュリティポリシー評価】
企業のセキュリティポリシーが適切に管理されているか、ベストプラクティスに準拠しているかどうかを評価します。
【セキュリティコントロール評価】
セキュリティコントロールの実施状況を評価し、適切なセキュリティ対策が実施されているかどうかを提示します。
【セキュリティ診断結果の集約】
脆弱性評価や複数のセキュリティ対策状況の評価結果を集約し、総合的なセキュリティスコアを算出します。
【リスク評価】
セキュリティ脅威の影響度や確率を評価し、リスクレベルを数値化します。これにより、リスクの高い領域を特定します。
【優先順位付け】
評価結果やリスク評価をもとに、改善すべきセキュリティ項目の優先順位付けを行い、対処すべき順序を提示します。
【トレンド分析】
過去の評価結果と比較して、セキュリティスコアの変化や改善の進捗を分析し、長期的なセキュリティトレンドを追跡します。
【セキュリティ対策や改善策の提案】
評価結果をもとにした、具体的なセキュリティ対策や改善策を提案します。
【ダッシュボードとレポート】
評価結果や解析結果を確認できるダッシュボードやレポートを作成します。
【アラート通知】
セキュリティスコアの変化に応じて、アラートを通知します。
まとめ
セキュリティ・レーティング・サービスひとつで、自社のセキュリティの状況を多角的に評価することが可能です。
また、改善すべきセキュリティ項目の優先順位付けも行いますので、
・社内のセキュリティ対策をどこから初めてよいのかわからない
・やる必要性は感じているが人もリソースも限られているため、限定的に始めたい
という企業・組織におすすめします。