【第4回】生成AI活用のカギはプロンプトの「設計」と「〇〇」

前回のメールでは、社内に蓄積された様々なデータを生成AIと組み合わせることで、生成AIが業務の効率化・自動化という枠を超えて「社内情報に一番詳しい“頼れる知的パートナー”」が誕生する…そんな未来の可能性をお届けしました。

今回のメールでは、生成AIにおいてきわめて重要な「プロンプト」、そしてプロンプトを活かす「2つの重要な要素」、その一つ目のカギについて解説していきます。

■プロンプトとは?なぜ重要?

あなたもすでに、「プロンプトが重要」という言葉は何度も耳にしているかもしれません。

改めてお伝えすると、生成AIにおけるプロンプトとは、生成AIに対する指示文や命令文のこと。生成AIはこの「プロンプト」をもとに、テキストや画像などのアウトプットを生成します。プロンプトの質は出力結果の質に直結するので、いかに的確に「設計」していくかが重要になるのです。

■一つ目のカギ:質の高いプロンプトの「設計」

設計といっても、自然言語で指示文を作れる生成AIに高度なプログラミング知識は必要ありません。まずはこの2つを意識的に取り入れてみましょう。

  • 的確な指示: 明確で具体的な指示を出すことで、AIからより的確な応答を得ることができます。例)〇文字以内で、新入社員に向けて丁寧に、など
  • 役割設定: プロンプトにAIの役割を明記することで、応答のトーンやスタイルをコントロールできます。例)人事部の教育担当、ITコンサルタント、など

具体的には、5つのポイントを意識すると効果的です。

プロンプト設計のポイント

  1. 目的の明確化 : 何を達成したいのかを明確にし、それをプロンプトに反映させます。
  2. 対象の特定 : 誰に向けた出力かを意識し、プロンプトに具体的に記載します。
  3. 出力形式の指定 : リストや表、Markdownなど、希望する出力形式を指定します。
  4. 文脈の説明 : 背景や条件をプロンプトに含め、AIが状況を理解しやすくします。
  5. 制約の設定 : 字数やトーン、禁止語などの制約を設け、出力の質をコントロールします。

このように設計していくことで、汎用性が高く、再利用に適したプロンプトを作成することができます。

明確な指示を与えれば、AIの応答がより精度の高いものとなり、業務効率が向上します。また、役割設定をすることで、応答のトーンやスタイルを業務に合わせて調整できるため、顧客対応や内部コミュニケーションの質を高めることが可能です。

ここまで、生成AI活用の一つ目のカギ「設計」についてお届けしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。そして、次回のテーマはこちらです。

■2つ目のカギ:設計したプロンプトの「共有」

もしかすると聞きなれない考え方かもしれませんが、生成AIを個人や趣味ではなく「組織で」「業務として」活用していくのであれば、プロンプトの共有は重要なカギになります。

次回のメールでは、業務変革を後押しするプロンプト共有のコツと、共有によって業務がどのように劇的に変わるのかを解説していきます。

いかがでしょうか。これはほんの一例ですが、生成AIが単なる業務の自動化の枠を超え、利用者の判断力や創造力を支援し業務の進め方を変革できる「知的パートナー」となれば、今後の課題となる人手不足の解決にも大きな期待となることでしょう。

そのために必要な「セキュリティの確保」「データの適切な整理と整備」「活用体制の構築」といった課題への対処については、また別の機会にお届けしますね。

次回のメールでは、生成AIにおいて切り離せない「プロンプト」、そして活用のカギとなる「2つの重要な要素」について解説していきます。

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