データセンターとは?役割や利用するメリットについて

DXの普及に伴い、活躍機会が増えているのがデータセンターです。多くの企業が活用するデータセンターの役割や、その導入メリットについて解説します。

データセンターの役割

データセンターは、サーバーやその他システムを含めたIT機器を管理するためのスペース、あるいはそのスペースを提供するサービスのことを指します。

日本でもデータセンターは全国的な設置が進んでおり、多くの企業が社内ではなくデータセンターに自社サーバーを設置し、運用するケースが見られるようになってきました。自社では設置や維持管理が難しい高度な専用スペースを、リーズナブルな価格で利用できることから、IT企業をはじめ、あらゆる組織に利用されています。

物理的なサーバースペースを提供するだけでなく、防災やサイバーセキュリティの面でも高いスペックを有し、クライアントをあらゆる脅威から守れるのが特徴です。

データセンターが注目される背景

データセンターの活用が進んでいる背景には、一つにデジタル化の急速な浸透が挙げられます。DXが多くの企業で一気に進んだことで、組織によってはデジタル関連のリソース管理に追われ、自社では賄いきれなくなっているケースも出てきました。

そこでデータセンターを活用することで、迅速にデータ運用環境を整備するとともに、高い水準の運用条件を満たし、高度なデジタル化を進められるわけです。

また、近年はBCP対策の観点からもデータセンターの活用が注目を集めており、災害リスクが小さい場所にあるデータセンターを利用することで、被災時もすぐに復旧を実現し、業務を遂行できる環境づくりが進んでいます。

データセンターとクラウドサービスの違い

データセンターは外部にサーバーなどのITリソースを設置できるサービスですが、似たようなサービスとしてクラウドサービスが挙げられます。クラウドサービスは外部のベンダーからインターネットを経由しITリソースを提供してもらうサービスで、設備費用などを抑えられる点にメリットがあります。

費用対効果に優れ、インターネットを利用するという点ではどちらのサービスも共有していますが、相違点としてはリソースの所有者の違いが挙げられます。

データセンターは基本的にリソースの維持管理を任せられるサービスであり、所有権はクライアントにあります。一方でクラウドサービスはベンダーにリソースの所有権があり、維持管理やサービスの要件についての設計も向こう任せとなります。

自社でサーバーをすでに持っていて、高いセキュリティを確保して継続運用したい場合はデータセンターを、自社でサーバーを持っていない、あるいは継続運用を考えていない場合はクラウドサービスを使うといった考え方も有効でしょう。