【業務改善】効果を最大化させるための進め方とは?
業務改善の効果を最大化させるには、まず最初に行う「業務プロセス分析」で3つのステップを踏むことをお勧めしています。今回は、この中の「②課題の把握」について詳しく説明します。
解決すべき課題の優先順位を決めるためのポイント
「②課題の把握」では、「①現状(AsIs)の見える化」で抽出した数多くの問題を「システム」「業務プロセス」「ルール」などの視点で分類し原因を分析後、解決すべき課題の優先順位を決めていきます。「業務プロセス」に分類した問題のうち、業務上のボトルネックがある、手戻りが多い、所要時間がかかるなどの問題には定量分析を使い、どこに原因があるのかを探ることがポイントです。
定量分析は以下の3つのステップで進めます。
「1.全体業務量の把握」では分析対象業務における各作業の年間所要時間を算出します。
「2.特性分析」ではビジネス上の価値があるかなどの観点で各作業の仕分け・特性分析を行い、無駄が含まれる作業種別(承認・決済、データ登録・変換 など)を見つけ出します。
「3.改善対象の特定」では「2.特性分析」の分析結果をもとに、無駄が含まれるものが多い作業種別に対して問題を深堀し、課題を明確にします。