AWSの6つの導入ステップを解説!
オンプレミスにて運用している場合、クラウド環境への移行に伴う準備も必要です。今回は、オンプレミスからAWSへ移行方法とAWSを導入し、サーバーを構築する際の基本的な6つの手順をご紹介します。
オンプレからAWSへの移行は、以下の7つのステップで進めると良いでしょう。
- 移行方式の検討
- ネットワークの検討
- オンプレミス環境の実機調査
- AWS環境の詳細設計
- AWS環境の構築
- オンプレミス環境とAWS環境の並行稼働
- AWS環境への切り替え
ステップ5にて、上記の基本の6ステップを実施し、AWS環境への最終的な切り替えを行いましょう。
AWSを導入し、サーバーを構築する際の基本的な手順
AWSを導入し、サーバーを構築する際の基本的な手順は、以下の通りです。
- AWSアカウントの作成
- VPCの作成
- サブネットの作成
- インターネットゲートウェイやルートテーブルの作成
- EC2インスタンスの作成
- SSHを用いてインスタンスに接続する
これにより、AWSの基盤を構築し、サーバーを稼働させる準備が整います。
ステップ1. AWSアカウントの作成
AWSのサービスを利用するには、AWSアカウントを作成する必要があります。AWSの公式ウェブサイトにアクセスし、必要な情報を入力してアカウントを作成しましょう。
ステップ2. VPCの作成
VPC(Virtual Private Cloud)とは、AWSリソースを分離された仮想ネットワーク上に配置できるサービスです。リソースが論理的に分離されていることにより、セキュアなネットワーク環境の構築に役立ちます。
ステップ3. サブネットの作成
次に、VPC内に複数のサブネットを作成し、異なるセグメントでリソースをグループ化します。これにより、セキュリティや可用性の向上が図れます。
ステップ4. インターネットゲートウェイやルートテーブルの作成
インターネットゲートウェイやルートテーブルを設定し、VPCとインターネットを接続できるようにします。インターネットゲートウェイは、VPCとインターネットを接続する出入口であり、作成しなければインターネットへのアクセスができないため注意しましょう。
ステップ5. EC2インスタンスの作成
続いて、EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)を使用し、仮想サーバー(インスタンス)を起動します。この際、利用するOSやインスタンスタイプ、ストレージなどの設定を行う必要があります。
ステップ6. SSHを用いてインスタンスに接続する
SSH(Secure Shell)とは、ネットワークを経由して他のコンピューターやネットワーク機器を操作するためのプロトコルです。EC2インスタンスにSSHなどの手段を用いてリモートで接続し、必要な設定やアプリケーションのインストールを行い、AWS導入を完了させましょう。
まとめ
今回は、AWSの導入手順に関して説明いたしました。移行作業は自社での対応も可能ですが、クラウドに精通したプロの代行業者にご相談することをお勧めいします。